Q&Aバスケットボールと宇宙

バスケットボール、宇宙、物理などの質問にお答えします。

●強いパス

er:高校生:女性:関東:最近やっとのことで復帰してできるようになったのですが、足を怪我していたわけですが、足はもちろん腕やその他諸々筋トレはしていました。でも、走りながらパスをするとよわくなってしまいます。それにものすごく力を使っている気がします。強くてしっかり相手に届くようにパスするのは、どんな筋トレがひつようでしょうか。それとも慣れていくしかないのでしょうか。
強いパスを出すには、腕の力だけでは足りません。肩の力とか、肩の後ろの筋肉の力が必要です。そのあたりの筋肉を使えるようになると、強いパスが出せるようになります。胸の前から、腕を伸ばしていく時に、最初の1/3ぐらいの時に、ぐっと力を入れる感じです。そこが勝負です。後は、腕を伸ばしつつ、最後にはスナップを使って、より強いパスが出るようにします。
2人組チェストパスをなるべくテンポよく、休みなしで行います。最初は30回ぐらいでいいと思います。みんなで早さを競争してもいいですね。真面目にやると疲れるはずです。慣れてきたら100回を目標に、回数を増やして下さい。
2週間ぐらい続ければ、あれちょっと変わったなとわかるはずです。そしたら、そこでやめるのではなく、現役引退するまで、毎日のように続けて下さい。肩の筋肉を鍛えるのに、一番いい練習だと思います。

●心

ここ:周りがうまい子ばかりなので、自分に自信がもてなくなってしまい、シュートにいく事ができません。どうしたら、シュートにいけるようになりますか?私の先生は1年生が好きで、年上の人のユニホームをぬがしてまで、夏の試合に出そうとします。私もそれで心が何度もおれました。どうしたら、おれないような強い心になりますから?
まず自分を分析する。だれよりもうまい、だれよりもへた、ではなく、もっと細かく分析する。自分はどういう事ができるのか、どういう事でチームに貢献できるのか、何が足りないのか、など、考える。そういう分析ができると、冷静にプレーできるはず。
練習は、自分はどのようにプレーしたらうまくいくのかをつかむ場所。自信がなく、自分のプレーができないというのは、練習が足りないということ。
練習は、自分の足りないところと向き合うのだから、辛い。試合は、自分のできる事を発表するばだから、楽しい。試合は、自分のできる事、できそうな事を、頑張ればよい。
他人と争うのではなく、自分と争い、よりいい選手になれるよう努力する。いい選手とは、基本がきちっとできる選手。自分のチームだけでなく、他のチームのメンバーと一緒に練習しても、きちっとプレーできる選手、全然困らない選手を目指す。
以上のようなところでしょうか。

●怪我からの復帰

ここ:中学生:女性:東海:私は怪我をしてから前みたいな動きが出来なくなってしまいました。それから、自分に自信がもてなくてシュートを逃げてしまいます。がむしゃらにいく事が出来なくなっています。どうしたら前みたいな動きに戻る事が出来ますか?
全治1ヶ月の怪我をしました。1ヶ月たちました。復帰していいですよの許可が出ました。
それは、直ったわけではないのです。運動してよいという許可が出ただけです。1ヶ月運動しなければ、その部位の骨や筋肉は弱くなります。運動の許可が出ても、前のように動けないのはあたりまえです。元に戻るには、運動をしていなかった期間~半年、1年とかかります。元に戻るよう、少しずつ毎日の練習を繰り返ししていくしかありません。

●初心者

初心者:社会人:女性:甲信越:今年から娘が中学校へ入学し、バレーかバスケか散々悩んだ末バスケに入部しました。現在3年生3名(2人はミニバス経験者)2年生3名(全員ミニバス経験者)1年生8名(ミニバス経験者5名)で、娘は初心者です。バレーは多少の経験ありましたがバレー部の活動がゆるい為バスケにきめました。ただ入部してみると、ミニバス経験者とかなりの差があるようで、バスケに入部したこと後悔しているようです。私は、一度決めた事なので最後まで続けてほしいと思うのですが、何よりバスケが楽しそうでなくバレー部の練習を観に行ったりします。バレーの方が確実に好きですが、バスケも続ければきっと楽しさがわかるはず・。初心者が自宅でする練習などあれば教えてください。あと、ミニバス経験者との差はどれくらいの期間で縮まるのでしょうか?
ボールを買って、ボールを触る時間を増やすことです。ゴム製の安い物でいいです。ただし、正規の大きさがあるので、確認して買って下さい。
もちろんミニバスのレベルによって違いますが、一緒に練習をやって困らないようになるのに1年、技術的にも追いつくには2年かかると、思います。経験のある者との差があるのはあたりまえだし、そんな事はわかって入部しているはずなので、夏休みぐらいまでは続けるのがいいのではないでしょうか。続けてみて、それでもどうしてもだめなら転部しても構わないとは思います。

●周りを見る力をつける練習方法

*周りを見る力をつけるには、どうしたらよいかまとめました。読んで下さい。
周りを見る力をつける練習方法

●シュート・セレクション

eri:高校生:女性:関東:シュートを打っちゃいけないときって、どんなときですか?
基本的に「ない」と言っていいと思います。自分のリズムできちっと打てるとその選手が判断したのなら、いつでも打ってよいと思います。リバウンドする人がいないから打ってはだめだというのを聞くこともありますが、それは、リバウンドに行くのが遅いのが問題であって、シュートを打つ人の責任ではないと思います。
ただし、いつでもどこでも打ってよいかと言えば、そうでもないのであって、こういうプレーをねらった方がよいというセオリーはあります。シュートはなるべくリングに近い所から打った方が確率が上がります。なるべくリングに近い方のシュートを優先するのが基本的な考え方です。3点シュートは、日本の女子のトップレベルのチームだと、練習中9割以上入ると思われますが、試合での確率は5割以下です。3点シュートにたよらない方がいいです。
以下、セオリーを書きます。チーム全員が理解していなくてはなりません。
セットオフェンス(5対5) パスを回し、ディフェンスを疲れさせ、混乱させ、なるべくリングに近いシュートをねらうよう努力する。中がだめだから、徐々に外側のシュートになるという感じ。3点シュートは、残り5秒で打てばよい。
アーリーオフェンス 速攻をねらったが、ゴール下シュートができなかった時、ディフェンスが戻ってきたが、まだ混乱している時に、ミドルシュートを打つ。3点シューター(練習中で8割以上入る)ならば、3点シュートを打ってもよい。
試合の残り時間が少なくて負けている時 あせってぼんぼんシュートを打つチームが多いが、こういう時こそ、しっかりパスを回し、なるべくリングに近いシュートをねらうべき。点差を一気に縮めようとせず、少しずつ詰めることを考える。タイムアップ時に同点であればよいと考える。
試合の最後勝っている時 基本シュートしてはいけない。リバウンドを取られ、相手に得点のチャンスを少しでも与えてはいけない。
シュートを打とうとした、だけど、ゴール下にノーマークができそうだ、そういう時はパスを選択するべきです。そういうプレーもチームとして練習するべきです。シュートを打つ時に、リングを見るのはもちろんですが、周りのディフェンスの動き、味方の動きもちらっと見ていなくてはいけません。

●いいパス

えり:高校生:女性:関東:<1>ズバリ、良いパスとはなんですか?<2>何を気を付ければ相手にとって受け取りやすい、良いパスが出せますか?
得点に直接結びつくパスだと思います。
<2>Aまず正確であること。5m先に、10cmの誤差で、一応合格でしょうか。
Bボールをもらう選手の動きに合っていること。動く方向を単純に分類すれば、
1ボールにミートする
2ボールから離れる動き
3リングへ向かう動き
4外側に開く動き
以上4種類の動きに合っている必要があります。もちろん、もらう人も、パスに合わせる必要があります。パスする側としては、その人の得意なプレーに合わせてあげることが大事です。3対3とか、5対5でも、出ているメンバーを確認し、どういうプレーをさせるべきか考えておきます。
Cパス種類、山なりのパス、直線的なパス、バウンズパスが適切であること。
Dディフェンスとオフェンスの位置関係をよく見て、ディフェンスのいない方に少しずらしてパスする。
Eタイミングも重要です。準備をしておいて、ここぞという時に、素早いモーションでパスします。
「いいパス」をねらっても、最初からうまくはいきません。ディフェンスにカットされない、味方が取れるパスを的確にできることを目指した方がいいです。単純に1本パスをつなぐプレーも、いいプレーなのです。そういうことができるようになると、だんだんディフェンスをくずすパスができるようになってきます。
また、視野の広さ、バスケのプレーに対する理解力は、もちろん必要だと思います。

●視野を広くする

かりりん:中学生:男性:関東:僕は、ガードなのですがついつい個人プレーに集中してしまいどフリーな人がいてもパスが遅れてしまい無理なシュートをうってしまいます。まず視野を広くしようと思うのですがどうすれば視野を広く出来ますか?
視野を広くするための練習方法について、現在まとめています。近いうちに発表します。

●バックパス

中学女バスコーチ:社会人:男性:北海道:
<1>チームAがバックコートからフロントコートへボールを運ぶ途中にチームAのバックコート内でチームBにカットされて飛んでいったそのボールをチームB別選手がセンターラインをまたいだ状態でキャッチしました。相手チームからクレームがきました。これはバックパスなんでしょうか?
<2>チームBの選手がボール(チームAのバックコート内でチームBにカットされて飛んでいった)をキャッチ時にチームAのバックコートで片足を付きその後もう片方の足をチームAのフロントコートに付いたとき(センターラインをまたぐ)はバックパスになるような気がしますが…。どうなるのでしょう?
2011年度から上記のケースは両方ともバックパスにはならないと変わったとのことですので、確認をお願いします。もちろん、パスカットしたBチームの選手がそのままセンターラインをまたいだ状態で一瞬止まったり、ジャンプして(Bチームのバックコートに)着地した後ただちにフロントコートに攻め入る場合のみであり、ボールをバックコートにいる(Bチーム)の味方選手にパスしたりバックコートでドリブルをすることは認められないとの話でした。
「バスケットボール競技規則2011~」の第28条(8秒ルール)28.1.2(2)「ボールがフロント・コートに進められた…ボールが、フロントコートに両足を触れているそのチームのプレイヤーに触れとき」
第30条(ボールをバック・コートに返すこと)30.1.2「ボールをコントロールしているチームは、「フロント・コートでそのチームのプレイヤーがボールに最後に触れて、そのボールがバック・コートに返り、そのチームのプレイヤーがそのボールに最後に触れたとき」…」

●フォーメーション

うさぎ:社会人:男性:東海:公立中学校でバスケットボール部(男子)の顧問をしております。いつも大変参考にさせていただいております。フォーメーションについて質問があります。普段の練習の中で、フォーメーションはどのようなものを指導していけばいいのでしょうか。フォーメーションそのものは星の数ほどあり、どれを取り入れて練習すればいいのかが
よく分からないので、よろしくお願いいたします。ちなみにチームとしては弱小です。
フォーメーションやオフェンスのシステムについては、いろいろな本を読んで研究したことがあります。また、日本女子のトップチームの共同石油のOGの方に話をうかがった事があります。100近いフォーメーションがあって、それを覚えるのに大変だった、オフェンスの練習のほとんどは、その練習をしていたとのことでした。
自分のチームには、基本的に、フォーメーションはありませんでした。フリーオフェンスです。
フォーメーションを教えるよりは、オフェンスの基本技術を教えた方がいいと思います。個人としての技術、チームオフェンスとしての技術、両方です。技術としては、パス、ドリブル、シュートの基本技術はもちろんですが、どこを見るべきかとか、どう動くべきかとか、いつどこにパスをするべきかとか、いつシュートを打つべきかとか、いろいろ含まれます。それをひとつひとつ教えていく必要があります。
チームオフェンスの考え方は、私の以下のページに書いてあります。
●チームオフェンス
オフェンスの基本は、台形内でボールをもらって勝負するプレーを多くするということです。外打ちや3点シュートに頼ってばかりではダメです。なるべくリングに近い所でシュートする、これが基本です。シュートの確率が一番高いからです。そして、ディフェンスがそれを押さえようとするから、ディフェンスのズレが生じ、外打ちや3点シュートが打ちやすくなります。
台形内でパスをもらう技術、パスを入れる技術もたくさん練習します。
パスで攻めることができるのもポイントです。ドリブルプレーだけに頼っていてもダメです。パスによっての方がディフェンスをくずしやすいです。ただし、パッシングオフェンスは、長い時間をかけて、地道に練習しないといけないので、大変ではあります。
パス・アンド・ランも大事です。パスしたら基本ダッシュ!リターンパスプレーをねらいます。ダッシュする方向は、まず単純にゴールへ向かいます。サッカーのメッシ選手がいるチームは、パスしたら、ダッシュを徹底してやっています。日本のチームはパスを回しますが、パスしたら一休みというプレーがほとんどです。
中学生には、「常識」を教えるのが大事だと考えます。なぜそこでシュートしないの、なぜそこにパスしちゃうの、なぜ走らないの、なぜキャッチできないの、なぜそこに動いていかないの、そこにディフェンスのズレが生じているのにそこを突かないの、など、だれが見てもわかるような事を、選手ができるようにすることが大事だと思います。そういうことを鍛えていくべきだと考えます。

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四季

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プロフィール

Yuji.W

Author:Yuji.W
東京都大田区在住
元中学校バスケ部顧問

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